【時系列】G7広島サミット 実況タイムライン 21日
G7広島サミットが、5月19日から21日の日程で行われます。被爆地・広島で行われるサミットの大きなテーマは「核なき世界」。ウクライナのゼレンスキー大統領も来日し、サミットに出席します。さらに平和記念公園にも足を運び、最後は記者会見を行う見通しです。サミットをめぐる動きを、現場からリアルタイムでお伝えします。(随時更新)
在日韓国人被爆者パク・ナムジュさんらが平和記念公園の中にある韓国人慰霊碑へ。21日午前には、尹 大統領も慰霊碑を訪問します。
朝から多くの報道陣がスタンバイ。警察犬も巡回中です。
平和記念公園の中にある韓国人慰霊碑。原爆で亡くなった在日韓国人は数万人と言われています。日韓首脳が共に韓国人慰霊碑を訪れるのは今回が初めてのことです。
■7:55 日韓首脳会談 はじまる
会談を前に、握手の写真を撮る予定でしたが、うっかりそのまま席に座りそうになる尹 大統領を岸田首相が呼び止める一幕。その後、無事握手。
会談冒頭、岸田首相は共に韓国人慰霊碑を訪れたことについて「日韓両国の関係においても、また世界の平和をいのるうえにおいてもたいへん重要なことであったと感じています」と述べました。これに対し尹 大統領は「今日の共同参拝は韓国人原爆被害者を追悼すると同時に、平和な未来に備えた総理の勇気ある行動としてみんなの記憶に残ることと思います。先般、韓国の訪問のときに岸田総理は、強制徴用被害者が厳しい環境のもとで大変苦しい、そして悲しい思いをされたことに『心が痛む』とお話しされました。このことは、我が国国民の胸に大きく響きました。誠意ある姿を示してくださいました総理の勇気と決断はとても大切なことと考えます」(陪席通訳のまま)と述べました。
メディアに加え、各国首脳を一眼見ようと、一般の人たちも少しずつ集まりはじめました。空にはドローンも警戒。
韓国、インドなどG7サミットへの招待国の首脳らが次々と原爆資料館に。
警察車両が次々と入っていき、警察官の人数も増えるなど、警戒態勢が強まっています。
首脳たちの車列が通過するにあたり、警官から注意事項。「ペットボトルはカバンに入れて!」さらに「スマホは『胸の前』で撮影して!」と、後ろの人たちにも車列が見えるように配慮も。
G7首脳らによる記念撮影がまもなく始まります。ウクライナの旗が中央に。
G7首脳の記念撮影では、議長をセンターに、就任からの日数が長い人がより内側に、首相よりも大統領がより内側に立つのが通例とされています。あくまでも通例で、必ずしも順番を守らなければいけないわけではありません。今回はゼレンスキー大統領を中央によせ「ウクライナに寄り添うG7」をアピールした形です。
この後、ウクライナ問題について話し合うセッションが行われます。
サミット期間中、海外メディアに様々な「ニッポン」をアピールしてきた国際メディアセンター。最終日の21日は、広島名産のレモンを紹介するブースが設置されています。会場がレモンの爽やかな香りに包まれています。
真夏日となり、日差しが照りつけるなか、沿道の人たちも涼を求め日陰に集まっている。
セッション開始前には、ゼレンスキー大統領と2ショット写真を撮ったり、話しかけにいく首脳らの姿も。
これまで規制が解除されるたびに人が減っていた宇品。現在一旦規制が解除されましたが、残りわずかの首脳をひと目みるため、場所取り戦争に負けじとほとんどの人が残ったままです。日陰部分が増え待ちやすくもなりました。
岸田首相の会見は聞こえてこないが、動向を見守る市民が多数。ウクライナの国旗も見える。
15時30分からの、広島ウクライナ人会の会見に向けて報道陣の準備が進む。約30人ほどが集まっています。
ゼレンスキー大統領を見ようと沿道に集まる人々。中には親についてきたものの、暑くて飽きてしまった子も。鹿児島県警は迷子の対応もしています。
原爆資料館をのぞむ「おりづるタワー」から、ゼレンスキー大統領に手を振る。
ゼレンスキー大統領の発言:
総理、本日はお目にかかることができてうれしく思っています。広島にご招待いただき、たいへん感謝しています。実は今までG7サミットで6回オンラインで演説、スピーチをさせていただいたことがあるんですけども、今回ははじめて、総理のご招待によって対面で参加することができて大変うれしく思っています。今回のサミットでこれだけウクライナに対する注目をいただいたこと、特にウクライナの主権、ウクライナの領土に対して、およびウクライナの人達に対する支持をいただきまして、表明していただきまして、一生忘れることはありません。
記者団の質問にも応じています。
規制が解除され、多くの人が献花台に訪れています。