いわゆる”統一教会”が東京・多摩市に取得した土地をめぐり、隣接する国士舘大学が、教団側に研修施設の建設などを中止するよう申し入れました。

世界平和統一家庭連合、いわゆる“統一教会”は去年4月、多摩市内でおよそ6300平方メートルに及ぶ土地を取得していて、現在は土地に残る前所有者の建物の解体工事が進められています。

多摩市によると教団は研修施設を建てる方針だということですが、隣接する国士舘大学は20日、教団側に対して計画の中止と土地から撤退するよう申し入れました。

面会した教団の勅使河原秀行・教会改革推進本部長は「会長に申し伝える」として申し入れ書を受け取ったということです。

大学側は今回の申し入れを聞き入れず計画を実行しようとする場合、「法的手続きによることも排除しない」としています。