医療提供体制“最も深刻”警戒レベル維持 東京都
東京都は新型コロナのモニタリング会議を開き、医療提供体制について、最も深刻な警戒レベルを維持しました。
会議では、東京都内の新型コロナの重症患者数が去年の第7波のピークを上回って推移していると報告され、「厳しい状況が続いている」として、医療提供体制について、最も深刻な警戒レベルを維持しました。
一方、新規感染者数は、年末年始に一時的に減少したものの、その後は大きく増加、再び年末前の水準に近づいてきているとしています。
学校の再開などに伴い、感染状況については「注視が必要」と指摘され、警戒レベルは4段階中、上から2番目を維持しました。
変異株については、主流だったBA.5の割合が、都の変異株PCR検査の結果、36.4%まで減少した一方で、新たな系統の割合が増加していると報告されました。
また、アメリカで増加していて感染力が強いとされるXBB.1.5について、都が実施したゲノム検査の結果、先月、都内で15件確認されたということです。