“ひき逃げ”想定 埼玉県警が交通事故の鑑識競技会
相次ぐ交通事故に対処するため、埼玉県警はひき逃げ事件を想定した交通事故の鑑識競技会を行いました。
27日、さいたま市にある埼玉県警の訓練施設で行われたのは交通事故現場での鑑識技術を競う競技会です。
競技会では、歩行者と車2台の多重事故が起き2台目の車が現場から逃走したひき逃げ事件を想定して行われ、参加した警察官は現場に残されたタイヤ痕や服の繊維痕などから事故の状況を推定したほか、血痕の間隔などから事故発生時の車の速度や車種を導き出していました。
埼玉県警によりますと県内では夏以降、重傷交通事故やひき逃げ事件などが相次いで発生しているということで、埼玉県警は「悪質なひき逃げ事件などで犯人を検挙するため今後も技術を磨いていきたい」としています。