海保“無人航空機の撮影映像”海自とリアルタイム共有で調整へ
海上保安庁が監視体制強化のために導入した無人航空機が撮影した映像などを、海上自衛隊と共有する方向で調整していることがわかりました。
政府関係者によりますと、先月、海上保安庁が導入した全長およそ12メートルの大型の無人航空機「シーガーディアン」が撮影した映像などの情報を、海上自衛隊とリアルタイムで共有する方向で調整しているということです。
海上保安庁は、海上自衛隊が今後、無人航空機を導入することになれば、飛行海域の調整など業務が効率化でき、さらなる連携に期待できるとしています。
海上保安庁は現在、海上自衛隊の八戸航空基地を拠点に1機の「シーガーディアン」を運用していますが、来年度予算の概算要求におよそ87億円を計上していて、早期に八戸基地に3機を配備したい考えです。
画像:海上保安庁提供