鹿児島・諏訪之瀬島 火山解説情報
5日午前7時10分、福岡管区気象台は鹿児島県の諏訪之瀬島の状況に関する火山解説情報を発表しました。
[見出し]
<火口周辺警報(噴火警戒レベル3、入山規制)が継続>諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、爆発が増加しており、噴火活動が活発化しています。
[防災上の警戒事項]
御岳火口中心から概ね2kmの範囲では、噴火に伴う弾道を描いて飛散する大きな噴石に警戒してください。
風下側では、火山灰だけでなく、小さな噴石が遠方まで風に流されて降るおそれがあるため注意してください。
地元自治体等の指示に従って危険な地域には立ち入らないでください。
[火山の活動状況等]
諏訪之瀬島の御岳(おたけ)火口では、2日から爆発が増加しており、1日から本日(5日)までの5日間で25回発生しています。
1日から5日にかけて、弾道を描いて飛散する大きな噴石は、最大で火口中心から約500mまで達しました。
噴火に伴う噴煙は最高で火口縁上1400mまで上がりました。
爆発の回数は以下のとおりです。
3月1日1回、2日4回、3日11回、4日7回、5日7時まで2回。
今後も活発な噴火活動が継続し、御岳火口中心から概ね2kmの範囲では、噴火に伴い大きな噴石が弾道を描いて飛散する可能性があります。
**(参考:噴火警戒レベルの説明)**
【レベル5(避難)】:危険な居住地域からの避難等が必要。
【レベル4(避難準備)】:警戒が必要な居住地域での避難の準備、災害時要援護者の避難等が必要。
【レベル3(入山規制)】:登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて災害時要援護者の避難準備等。
【レベル2(火口周辺規制)】:火口周辺への立入規制等。
【レベル1(平常)】:状況に応じて火口内への立入規制等。
(注:避難や規制の対象地域は、地域の状況や火山活動状況により異なる)