佳子さま“別居経緯”宮内庁が初めて説明「改修費用節減のため分室の一部に私室を」
代替わりに伴う秋篠宮邸の改修工事終了後も秋篠宮ご夫妻の二女・佳子さまがご一家とは別の建物に住まれている経緯について、宮内庁は30日、初めて説明を行いました。
代替わりに伴う秋篠宮邸の改修工事に際しては、秋篠宮ご一家は一時、仮住まいの建物に移り住み、工事終了後に宮邸に戻りましたが、佳子さまは「分室」と呼ばれるようになったこの建物に残られていました。
30日、ご一家の側近である加地隆治皇嗣職大夫が定例の記者会見で、この件について初めて説明しました。
説明によりますと、秋篠宮邸改修後の「分室」は、大幅に増員となる皇嗣職職員の一部の事務室などとしての活用を考えていたものの、その後、できる限り秋篠宮邸の改修費用を節減するために計画を変更し、「分室」の一部にも「私室部分」を残すことになり、佳子さまが引き続き住まれることになったということです。
また、当初、代替わりに伴っては、秋篠宮邸と皇室全体で使ってきた赤坂東邸を一体化する工事も計画されていましたが、秋篠宮ご夫妻に相談し、計画を変更して従来通り皇室全体で活用することにしたこともあわせて説明がありました。
この時期に説明を行ったことについては、「セキュリティーの観点と私的なことなので控えるべきという考えだったが、大きな変更点なので、説明すべきではないかということを踏まえて、熟慮し、お伝えした」としています。
宮内庁は、佳子さまが引き続き分室に住まれることで、工事費がどれだけ削減されたのかについては、私室部分を区別せず一体で精算・契約をしていることから、削減費用を示すことは困難であるとして明らかにしていません。