秋田を代表する冬の伝統行事横手のかまくらが始まりました。極端な雪不足に加え異例の暖かさと、これまでにない厳しい条件が重なりましたが、関係者の努力と熱意で本番を迎えました。

15日も季節外れの気温が続き時折、雨も降る中職人が直前まで補修をして迎えた本番。横手のかまくらは水の神様をまつり五穀豊穣などを願う小正月の伝統行事で約450年の歴史があるとされています。

今年は市役所前と横手公園、それに二葉町を会場に約50基のかまくらが作られました。

「あがってたんせ」

極端な雪不足で準備は苦労が続きましたが、職人たち渾身のかまくらが観光客を出迎え、中では4年ぶりに子どもたちによる甘酒のふるまいも行われています。

群馬からの観光客「すごい大きくて中もあったかくって、子どもたちかわいくてとってもいい記念になりました」

東京からの観光客「思ったほど雪はなかったんですけど、でもすごい、みなさん地域の方が密着されてて、いいおまつりだなと思いました。すごい景色を楽しんでます」

福岡からの観光客「すごいもう幸せです。わたしもう福岡から来たので、かまくらになじみまったくなくて。あのすごい夢がかないました」

異例の暖かさも乗り越えこぎつけた本番。雪はなくても変わらぬおもてなしの心で、街は横手らしい情緒に包まれます。横手のかまくらは16日までです。