秋田市の倉庫に3日前から”居座り”のクマ 捕獲され運び出される
3日前から秋田市郊外の会社の倉庫にとどまり続けていたクマが、9日朝早く捕獲用のおりに入っているのが確認され、午前11時前に運び出されました。
記者「連日、現場で夜間の警戒に当たっていた警察がまだ暗い時間帯にガシャンという捕獲用のオリが閉まったような音を聞いたということです」
今月6日昼前に秋田市御所野湯本にある会社の倉庫で見つかり、そのままとどまり続けていた1頭のクマ。秋田市と警察によりますと、発見から60時間以上経った9日午前5時過ぎに捕獲用のおりに入りました。現場で警戒にあたっていた警察官が音に気がつき、秋田市も倉庫内に設置したカメラで捕獲を確認したということです。
付近の住民からは安堵の声が聞かれました。
「安心しますね、助かります。まだほかにもいるかもしれないので、気を付けてはいきたいと思います」
捕獲されたクマは麻酔をかけられ午前11時前に倉庫から運び出されました。
秋田市はクマが捕獲用のおりに入るのを待ち続けた対応について「捕獲の際にクマが逃げたりけがをする人が出たりしないよう細心の注意を払った」と説明しています。