秋田市の護国神社でも遺族らが平和の祈り
東京では全国戦没者追悼式が行われ、県内からも戦没者の子や孫、それに姪や甥などの遺族55人が参列しました。秋田市の神社でも遺族たちが平和への祈りを捧げました
秋田市寺内大畑にある秋田県護国神社です。
県内の戦争の犠牲者約3万7000人が祀られています。その9割は、日中戦争につながった1931年の満州事変以降の戦没者です。
かつては戦没者の妻や子の姿が多く見られたといいますが、高齢化が進んだことや真夏の暑さを避けるためもあって、正午ごろに参拝していた人はまばらでした。
■正午の黙とう
参拝者
「いまもウクライナでやっているので、早く戦争終わってほしいと。未来は長いので」
参拝者
「兄が沖縄で戦死しているんです。遺骨も何もなかったし、そういうことが悔やまれます。生きているのは私だけなんですよ末っ子なもので。慰霊祭にも行きたいんだけど知らせがきていないし、嫁いだもので」
参拝者
「大叔父がお国のために命をかけて下さったので、いまの平和は大叔父たちのおかげであるんだなと思って感謝の気持ちを込めて参拝しています」