連合秋田 春闘方針 月額1万3300円以上を目安に賃上げを要求
県内最大の労働組合組織の連合秋田は今年の春闘で月額1万3300円以上を目安に賃金の引き上げを求めていく方針を確認しました。物価高騰に賃金の上昇が追いついていないとして、2000年以降最も高い上げ幅となっています。
連合秋田は25日、産業別の労働組合の代表などによる集会を開き、労使間の賃金交渉=春闘の方針を確認しました。今年の春闘では月額1万3300円以上、率にしておよそ6%を目安に賃金の引き上げを求めていく方針です。
物価の高騰に賃金の上昇が追いつかず、その差し引きを踏まえる実質賃金が20か月連続でマイナスになっているとして、2000年以降最も高い上げ幅となっています。
連合秋田の才村泰彦会長は「実質賃金を向上させ生活の改善を図る。物価も上がるけど賃金も上がる好循環につなげて経済のステージ転換をはかる」と述べました。今年の春闘をめぐっては中小企業でも賃上げにつながる価格転嫁が進むかどうかが焦点の一つとなります。