“路面凍結”各地で事故 日曜夜から再び雪か…
関東地方では、11日朝にかけて広い範囲で雪が降り、連休初日の足にも影響が出ました。各地で、道路に残った雪や路面の凍結が原因とみられるスリップなどの事故も相次ぎました。一方、東京などで13日夜から翌朝にかけて再び雪になる可能性があります。
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11日、雪から一夜明け東京・練馬区では、駅前にも多くの雪が残っていました。通行人からは「子供たちが喜べば(うれしい)。私たちは歩きにくいですけど」との声が聞かれました。
警察官は、横断歩道の周りの雪や氷を手作業で取り除いていきました。それでも、階段などには雪が残り慎重に歩く人たちの姿が見られました。
街の人は――
「結構日陰のところは雪が残っていたので、滑りそうになりました」
「キャリーバッグ動かなくて、手で持たないと動かなかったので、結構大変でした」
10日から東京など関東地方の広い範囲で降った雪。東京都心では2センチの積雪を観測しました。
一夜明け、各地で路面凍結が原因とみられる事故も起きています。
さいたま市と志木市を結ぶ国道上の橋の上では、完全に横転してしまったトラックがありました。警察などによると、11日午前5時半ごろ、この橋の上で2トントラックが横転し、40代の運転手の男性が病院に搬送されましたが、命に別条はないということです。
さらに同じ橋では、スリップが原因で軽自動車など3台が絡む事故も発生しました。路面は10日からの雪で凍結していたということです。
東京・世田谷区でも横転事故が発生しました。
警視庁によると、11日午前7時ごろ、環状8号線で軽自動車が横転しました。当時、路面が凍結していて、運転手の男性は「ハンドルをとられてそのまま横転してしまった」と話しているということです。
このほか、都内では降雪の影響による人身事故が、4件報告されています。
また、東京消防庁管内では、10日から11日にかけ降雪による転倒で20代~80代の男女12人がケガをしたということです。
雪は、各地に大きな影響を及ぼしています。
13日午後から雨雲が関東地方にかかり、東京などでも夜から翌朝にかけて再び雪になる可能性があります。
3連休明けの14日の朝、降雪や積雪の可能性があり転倒などに注意が必要です。