北海道“蒸気噴出”でヒ素検出 掘削会社“制御装置”取りつけず
北海道蘭越町の山林で大量の蒸気が噴き出し高濃度のヒ素が検出された問題で、掘削をしていた会社は噴出を抑える装置を取りつけていなかったことを明らかにしました。
蘭越町で住民説明会を開いた三井石油開発は蒸気が噴き出している掘削現場で噴出を抑える装置をあらかじめ取りつけていなかったことを明らかにしました。
蒸気は深さ200メートルほどを掘削中に噴出しましたが、この装置については深さ700メートルから設置する計画だったといいます。
三井石油開発の担当者「地下の状況がわからない中で、この深度から噴出制御装置をつけていなかったのは我々の検討が不十分だった可能性もある」
また、会社側は蒸気がおさまる時期について早くても来月下旬になる見通しを示しました。