群馬の工場排水から“基準値超の水銀” 国産化学「かなり重くうけとめ」「水銀はとり扱っておらず、調査依頼し対応」
群馬県にある化学薬品工場の排水から基準値を超える水銀が検出された事が分かりました。群馬県などは水質の詳しい分析を行っています。
群馬県などによりますと、明和町にある国産化学群馬工場で今月25日、排水の水質調査を行ったところ、基準値を超える水銀が検出されたということです。
国産化学は、水銀が検出されたことについて「かなり重くうけとめている」とした上で、「工場で水銀はとり扱っておらず、詳しい水質や原因について調査を依頼し、きちんとした対応をしていく」としています。
また、すでに工場の排水は停止していますが、排水は工場前の新堀川導水路から谷田川を通って渡良瀬遊水地などに流れていて、水質汚染の可能性もあることから、県などは詳しい水質調査の結果が分かるまで川に入らないよう呼びかけています。