地下空間の水銀「地下水から気化」と断定
東京・豊洲市場の安全性を再検証する専門家会議の3回目が10日に行われ、建物の地下空間から検出されている水銀は地下水から気化したものと断定し、今後、排水した上で換気などの対策を検討していくことを確認した。
豊洲市場の青果棟の地下空間では、国の指針値を超える水銀が検出されている。この発生源を検証するため、都が先月下旬に地下空間の換気を行った結果、換気後は数値が下がり、換気をやめると再び数値が上がったことから、専門家会議は、水銀は地下にたまった地下水から気化したものだと結論づけた。
今後は、排水した上でモニタリングを続け、換気設備や地下空間の床をコンクリートで遮へいし、地下水がたまらないようにするなど対策を検討していくという。