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【単独取材】“陳謝”の帰国は? ガーシー議員「正直まだ悩んでいる」 帰国の意思はあるが…

2023年2月28日 20:32
【単独取材】“陳謝”の帰国は? ガーシー議員「正直まだ悩んでいる」 帰国の意思はあるが…

国会で「陳謝」の意向を示しているガーシー議員が、帰国を躊躇(ちゅうちょ)していることがわかりました。日本テレビの取材に対し、「事情聴取されるのは全然いい」としながらも、「パスポートを止められたり、逮捕されるために帰国する選択肢はない」と話しました。

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28日、ガーシー議員が日本テレビの取材に応じました。

当選以来、一度も国会に出席していないことから21日に、参議院の本会議での「陳謝」の処分が決定していました。27日、NHK党は参議院に、「ガーシー議員が本会議へ出席し、陳謝文を朗読する」との意向を伝えましたが、28日に話しを聞くと、ガーシー議員は帰国するかどうかをまだ悩んでいるというのです。

――帰ってくるのでしょうか?

NHK党 ガーシー参院議員
「まだ悩んでいます、正直。正直な意見です。帰りたいという意思はあります」

その理由は――

NHK党 ガーシー参院議員
「懲役刑とかになったときに、僕からしたら意味不明になってくるんですよ。それを受けるためにわざわざ日本に帰るという選択肢を持っている人は、たぶんいないと思うんですよ」

ガーシー議員は、複数の著名人を脅迫した疑いがあるとして、警視庁の捜査を受けています。

NHK党 ガーシー参院議員
「事情聴取されるのは全然いいんですよ。ただ、その先にパスポートを止められたり、『国会終わった後に逮捕しますよ』とかいうことをされてしまうと、俺は何のために日本に帰ったんやってなってくるんで」

参議院本会議での「陳謝」に向け、3月6日までには帰国するかどうかを決めたいと話しています。

――約30万票も集めていますし、だからこそ有権者の中には、しっかりルールを守って国会議員をやってくれという声があると思うが?

NHK党 ガーシー参院議員
「それを言われちゃうとあれなんですけど。海外にいると言って選挙に受かっているので、それを後から言われても困るっていうことなんです。それやったら、俺を当選させるなという話なんで」

また、帰国をすれば国会が終わる6月までは日本に滞在し、警察からの事情聴取も、弁護士の同席が許されれば応じると話しました。

ガーシー議員について与野党からは――

自民党 世耕参院幹事長
「陳謝した後はしっかり登院をして、国会議員としての職務を果たしていただきたい」

立憲民主党 泉代表
「国会に来ない議員の問題であって、国会に来ているその他大勢の真面目に仕事をしている方々に注目していただきたい、そんな気持ちです」