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自転車にも「青切符」で反則金、最大2万5000円?――警察庁が検討なぜ? 時速20キロで衝突すると…歩行者は頭を打つことも

2023年8月4日 10:17

自転車と歩行者の事故は2016年以降増加傾向で、去年は約3000件。また自転車が絡んで死者や重傷者が出た事故では、約75%が自転車側の違反によるものでした。このため警察庁は3日、自転車の交通違反への「青切符」導入を検討すると明らかにしました。

■横断歩道で衝突…ひき逃げで捜査

東京・池袋で去年撮影された防犯カメラの映像。女性が横断歩道を渡ろうとした瞬間、自転車が衝突しました。女性は倒れ込みます。自転車の男はすぐに立ち上がって逃走。「警察呼ぶから待ちなさい!」という声が響きました。警視庁がひき逃げの疑いで捜査もしている、自転車の危険運転です。

■自転車と歩行者の事故は増加傾向

3日午後、東京・新宿で取材すると、人混みの中を走る自転車や、交差点で一時停止しない自転車、赤信号でも進む自転車がいました。

危険運転に遭遇したという大学生は「イヤホンをしている自転車が突っ込んできて、僕の荷物を自転車に吹っ飛ばされたことがあります」と明かします。

警察庁によると、自転車と歩行者の事故は2016年以降増加傾向にあり、去年は約3000件でした。さらに、自転車が絡んで死者や重傷者が出た事故のうち、去年は約75%が自転車側の違反だったといいます。

■自転車にも導入検討…「青切符」とは

こうした事態を受けて警察庁は3日、自転車の交通違反に対し、反則金を納める制度「青切符」の導入を検討すると明らかにしました。

現在、信号無視や一時停止を守らないなど、悪質な交通違反をした場合、刑事罰の対象となる「赤切符」が交付されます。起訴され刑罰を受けると前科もつきますが、警察庁によるとその割合はごくわずか。多くの違反者は、罰金刑などの刑事罰を受けていません。

一方で、青切符は自動車などに昔から導入されているもので、自分の判断で反則金を支払えればそれで終わりになります。反則金の額について警察庁の担当者は「原付を超えることはないと思う」と述べ、3000円~2万5000円ほどになる可能性があるといいます。

■時速20キロで衝突…頭を打つ歩行者

車よりスピードの遅い自転車ですが、歩行者とぶつかると、かなりの衝撃を与えるとの指摘があります。

JAFが行った実験の映像を見ると、時速20キロで走る自転車が歩行者と衝突。すると、歩行者はぶつかった衝撃で倒れ、頭を打ってしまいました。

警察庁は近く有識者会議を設置して議論を進め、年内にも提言を取りまとめる方針です。

(8月3日『news zero』より)