静岡県と裾野市 “園児虐待”さくら保育園に改善勧告
去年、静岡県裾野市の「さくら保育園」で発覚した園児虐待事件をめぐり9日、県と市が園を運営する法人に「改善勧告」を出しました。
9日、裾野市の「さくら保育園」の酒井和夫園長兼理事長が市の施設を訪れ、県と市から「改善勧告書」を受け取りました。
「さくら保育園」の虐待事件をめぐっては去年12月、元保育士3人が園児に暴行したとして逮捕され、その後、処分保留で釈放されています。
この事件を受け、これまで県と市は実態の解明を進めるため、園に対し「特別監査」を実施していましたが、一部で不適切な保育が確認されたとして9日、運営する法人に「改善勧告」を出しました。
さくら保育園・酒井和夫園長兼理事長「保護者・園児にはご迷惑をかけたと痛感しています。早く正常の保育の現場を取り戻すために、法人として園としても取り組んでいる。今後、早い改善を目指していきます」
県と市は園側に再発防止策などを書面で提出するよう求めていて、園は今後、既に立ち上げている「改善委員会」などで協議し、来月までに報告書をまとめる方針です。