秋葉原に“ハチの群れ” 専門家「珍しいシーン」
東京・秋葉原の路上で、ハチの群れが無数に飛び交っていました。なぜ都心に現れたのでしょうか。専門家によると「なかなかみることができない、珍しいシーン」だといいます。
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午後0時半ごろ、東京・秋葉原の路上で、ハチの群れが無数に飛び交っていました。足を止める通行人や、身をかがめて小走りに現場の前を通る人もみられました。
近くに勤務している人
「怖いですね、刺されたらどうなるかな。30、40匹は飛んでいるような」
近くに勤務している人
「ご飯食べに行くときすでに、ああいう状況だったので、わさーっとハチが飛んでて」
無数のハチは、多くの人が行き交う駅のすぐ近くで飛び回っていました。なぜ都心に現れたのか、専門家に聞くと「引っ越しの途中」だといいます。
玉川大学 ミツバチ科学研究センター 佐々木哲彦教授
「この時期はミツバチの繁殖のシーズン。女王が働き蜂を半分ぐらい連れて引っ越しをする。(引っ越し前に)いったんどこかに集結するんですね。その集結しようとする直前の状態」
「なかなかみることができない、珍しいシーンだと思います」
佐々木教授によると、引っ越しの最中のミツバチは攻撃性がほとんどないため、見つけた際は、その場からゆっくり離れるのがよいということです。