上皇さま89歳の誕生日 7月に右心不全と診断も改善傾向…最近はサッカーW杯の話題で側近と歓談も
上皇さまは23日、89歳の誕生日を迎えられました。
宮内庁によりますと、89歳の誕生日を迎えた上皇さまは、穏やかに規則正しい日々を送られているということです。
上皇ご夫妻は、高輪での仮住まいを経て、ことし4月、33年あまり住んだ思い出の赤坂御用地に引っ越されました。毎日朝夕、庭を散策し、朝食後は本の音読をしていて、今は小学5年生の時の国語の教科書を読み返されているということです。
また、夕方の散策後は側近職員と歓談し、最近ではサッカーワールドカップの日本代表の活躍が話題になったということです。
上皇さまは、週に2回、皇居の生物学研究所に通ってハゼの分類に関する研究を進め、月に数回、チェロのレッスンも受けられています。9月に亡くなったイギリスのエリザベス女王については、69年に及ぶ交流を思い起こし、親交に感謝し、冥福を祈られていたということです。
上皇さまは、ことし7月に三尖弁閉鎖不全による右心不全と診断され、薬の服用などを続けられてきましたが、今は改善しつつあるということです。
誕生日の行事は、コロナ禍の状況を踏まえ、飲食を伴わず、控えめに行われるということです。