市が“虐待行為”公表の保育園から弁明書 園側は虐待行為認めず 東京・日野市
東京・日野市が虐待行為があったと公表した認可保育園について、園から市に提出された弁明書では、園側が虐待行為について認めず、理事長を外部の人間に交代するなどの対応策が記載されていたことが新たにわかりました。
日野市は、吹上多摩平保育園で去年4月以降、保育士の1人が言うことを聞かない複数の園児の全身を締め付けて押さえ込むなどの虐待行為をし、改善勧告に従わなかったとして先月、園の名前を公表していました。
これにあわせて、園側に対して、書面での弁明の機会を与えていましたが、今月6日、弁明書が園から市に届いたということです。
関係者によりますと、弁明書では、園側は虐待行為について認めず、園の理事長を外部の人間に交代するなどの対応策が記載されていたということです。
市は、内容について確認する必要があるとして今月23日に、園に対して来月13日を回答期限に質問書を送ったということです。
市は、回答内容を精査した上で、改善命令を出すかどうか判断するとしています。