なぜ現れた? 競馬場にタヌキ乱入 ゴール直後に珍客
29日午後7時すぎ、高知競馬場で行われたレース直後、競走馬の前に現れたのはタヌキでした。関係者からは「まさか“野生動物”が進入するということは想定していなかった」と驚きの声がありました。なぜ、タヌキは競馬場に現れたのでしょうか。
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29日午後7時すぎ、高知競馬場に珍客が現れました。
高知県競馬組合 広報・大石悟史さん
「まさか野生動物が進入するということは想定していなかったので、ただ驚きました」
野生動物の進入に、高知競馬場の広報担当者も「想定外だった」と話しています。
その出来事は、激しい先頭争いとなったレースの直後でした。競走馬の前に現れたのは、なんとタヌキ。よく見ると、タヌキはコースを横切ろうとして、競走馬が向かって来ることに気づき、足を止めたようです。これには思わずジョッキーも二度見してしまいました。
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こうこうと照らされた競馬場に、タヌキはなぜ現れたのでしょうか。
高知県競馬組合 広報・大石悟史さん
「えさを求めてきたのかもしれませんね」
自然に囲まれた高知競馬場には、大きな池があります。担当者は「タヌキが、その池にいるカニなどを求めて現れたのではないか」と話します。
高知県競馬組合 広報・大石悟史さん
「馬が驚いてパニックになって、暴れたりしないか。落馬事故とか大変なことにつながる可能性ありますので」
今回の進入を受けて、高知競馬場は「進入防止の柵を設けるなどの対策を考えている」とコメントしました。