「結構、家計に響いてきます…」 電力ひっ迫で節電協力も…大手電力4社「8月の電気料金を値上げ」発表
29日も東京電力管内には「電力需給ひっ迫注意報」が出されました。こうした中、大手電力4社は8月の電気料金を値上げすると発表。街の人からは、「家計に響いてくる」と不安の声が聞かれました。
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東京都庁は29日夜、ライトアップをやめ、「節電」に協力していました。東京電力管内では29日も「この3日間で一番厳しい」として、「電力需給ひっ迫注意報」が出されました。
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暑さ対策には欠かせないエアコン。1歳の娘がいる都内の家庭では、1台のエアコンの冷気を家中に循環させて、複数のエアコンを動かさなくても済むように工夫しているといいます。
母親(32)
「こっち(のエアコン)は消えてるんですけど、こっちのエアコンがついてて」
「(子どもは)歩き回っているので、逆に涼しいところに戻ってきてくれるので、1台で頑張ってやっています」
また外出の際は、家電製品をつないでいる電源タップを元からオフにして、待機電力を減らすようにしているといいます。
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大手電力10社のうち4社が29日、8月の電気料金を値上げすると発表しました。平均的な使用量の家庭の場合、値上げ幅は東京電力が「247円」、中部電力が「231円」、北海道電力が「99円」、九州電力が「5円」などとなっています。
東京電力では平均的な使用量の家庭で、今年8月の予想される電気料金が「9118円」と、去年8月の「6960円」と比べて2100円あまり値上がりするということです。
母親(27)
「結構、家計に響いてきますよね。そこから(さらに)節電となると、ちょっと難しい部分があるかもしれないですね」
29日に必要な電力は節電の協力などで確保できましたが、30日も東京電力管内では「電力需給ひっ迫注意報」が継続されます。
(6月29日放送『news zero』より)