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【解説】沖縄以外では初に 台風14号「特別警報」の可能性…「本当に危険な台風」

2022年9月17日 17:39
【解説】沖縄以外では初に 台風14号「特別警報」の可能性…「本当に危険な台風」

気象庁は17日、沖縄県以外には初めてとなる台風の特別警報を出す可能性があると発表しました。台風特別警報の意味と警戒点について社会部災害担当の内藤記者に聞きます。

――大雨の特別警報というのは毎年のように発表されていますが、今回は台風の特別警報。何が違うのでしょうか?

数十年に一度という規模の災害が予想される場合に最大級の警戒を呼びかけるため、気象庁が発表するのが特別警報です。

そんな中、「台風特別警報」が対象にしているのは暴風、波浪、高潮です。台風の中心気圧が930ヘクトパスカル以下、または中心付近の最大風速が50メートル以上で近づく場合に発表されるものです。

台風の特別警報は対象地域に台風の中心が到達するおよそ12時間前に発表され、およそ1日前に発表の予告会見が行われます。

午前11時から予告会見が行われました。早ければ夕方以降、鹿児島県から順次発表されます。

――これまで沖縄以外に出されたことはないんですよね?

特別警報が導入されたのは2013年、その翌年の2014年と2016年に沖縄県に台風の特別警報が発表されて以来となります。

台風の特別警報は1959年に死者行方不明者5000人以上が出た伊勢湾台風クラスの勢力の台風が該当します。今回の14号は本当に危険な台風と言えます。

――この「危険な台風」に私たちはどう備えたらいいでしょうか?

九州地方ではこれまで経験したことがないような暴風となるおそれがあります。

建物が倒壊するような猛烈な風が吹く見込みですので、風が強まる前に頑丈な建物の中に移動して屋内でも窓から離れるなどすることが大切です。

また、九州では記録的な大雨となり、大雨特別警報が出る可能性があります。

――3連休ということで多くの方が旅行など楽しみにされていたかと思います。

交通機関も大きく影響を受けます。不要不急の外出を控えて今一度、日程の変更を検討してください。

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