奄美・トカラ列島~千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報 宮古島・八重山地方は解除
日本時間の2日午後11時半ごろ、フィリピン付近を震源とする大きな地震があり、気象庁は、奄美・トカラ列島から千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報を発表しています。東京都の八丈島で40センチの津波を観測するなどしています。
気象庁によりますと、日本時間の2日午後11時37分ごろ、フィリピンのミンダナオ島付近を震源とするマグニチュード7.7の大きな地震がありました。
気象庁は、午前7時に宮古島・八重山地方の津波注意報については解除していますが、現在も奄美・トカラ列島から千葉県にかけての太平洋沿岸に津波注意報を発表しています。
これまでに太平洋沿岸で広く津波を観測していて、このうち八丈島の八重根では午前4時27分に40センチの津波を観測しています。これまでに被害は確認されていません。
津波注意報が発表されている地域の海の中や沿岸付近は危険です。海の中にいる人は、ただちに海から上がって沿岸から離れてください。
これまでに観測された津波の時刻と高さは、関東では東京都の八丈島・八重根で午前4時27分に40センチ。神津島港で午前4時29分に20センチ。千葉県の館山市布良では、午前5時5分に10センチなどとなっています。
また、和歌山・串本町袋港では午前4時53分に20センチ。高知・土佐清水では午前3時54分に20センチ。奄美大島・奄美市小湊では午前3時12分に20センチなどの津波を観測しています。
消防庁によりますと、午前7時現在、この津波による被害は確認されていません。
ただ、津波はさらに高くなる可能性もあり、気象庁は津波注意報が解除されるまでは海岸から離れて近づかないよう注意を呼びかけています。