天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが、学習院大学の4年生になって初めてキャンパスに登校されました。新型コロナウイルスの影響で、入学後はオンラインでの授業が続いていましたが、大学最後の1年間は通学される見通しとなり、お気持ちを笑顔で述べられました。

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12日午前10時半ごろ、東京・目白にある学習院大学に、天皇皇后両陛下の長女・愛子さまが登校されました。マスクをつけ、花柄の白いブラウスにパンツ姿で登校された愛子さま。文学部日本語日本文学科に在籍し、4年生になられました。新型コロナウイルスの影響で、入学後はオンラインでの授業が続いていましたが、大学最後の1年間は通学される見通しです。

記者の呼びかけに対して、愛子さまは笑顔でこたえられました。

――実際に通学ができるようになって良かったですね。

愛子さま
「ありがとうございます。大学最後の1年間、この緑豊かなキャンパスで良い学びができましたらと思っております」

12日は日本文学の授業などに出席されました。

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愛子さまが初めて大学に登校されたのは、入学から半年後の2020年10月。延期されていた新入生のためのガイダンスに参加されるためでした。愛子さまは「大学では新しい知識を得た時に感じられる喜びを大切にしながら、様々なことに取り組んでいければと思っております」と話されていました。

これまでの3年間、愛子さまはオンラインを中心に授業を受け、ほぼ大学のキャンパスに通われていませんでした。

天皇陛下は、2月の誕生日の記者会見で、愛子さまの学業について「新型コロナウイルス感染症の感染状況が落ち着いて、キャンパスに足を運べるようになり、これまで以上に広い経験を積んでくれればと思っています」と希望を述べられていました。

また、両陛下は11日、中東・ヨルダンの国王夫妻、皇太子と面会されました。ヨルダン王妃から愛子さまについて質問があり、皇后さまは「3年間、コロナのためにオンラインだったけれども、明日から大学に行って授業を受けることになっているんですよ」と答えられたということです。

そして12日、4年生になって初めて登校された愛子さま。これからも通学するとみられ、卒業論文にも取り組まれることになります。