大きなタケノコかじる! パンダの「シャンシャン」中国に返還後はじめて動画公開 ファンは涙…
パンダ保護研究センターにより今月7日に撮影されたのは、タケノコをおいしそうにかじるジャイアントパンダの「シャンシャン」です。今年2月に中国に返還されてから初めて動画が公開されました。シャンシャンの姿が見られるのを心待ちにしていたファンは…。
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上野で育ったジャイアントパンダのシャンシャン。中国に返還されてから初めて、動画が公開されました。10日に公開された映像には、大きなタケノコをかじる愛くるしい姿が映っていました。
日本で多くのファンを魅了してきたシャンシャン。最後のお別れとなったのは今年2月のことでした。たくさんのファンなどに見守られながら中国へ渡りました。
先月には写真で近況報告が伝えられていましたが、10日、動画が初めて公開されたのです。途中、タケノコを食べる手が止まる様子もありますが、飼育員が「食べて」と呼びかけると、再びほおばり、まるで人間が話す内容を理解しているかのような場面もありました。
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そんなシャンシャンの姿が見られるのを心待ちにしていたのは、生まれたときからファンだという中野晴世さん(72)です。
旅立つ日は動物園だけでなく、成田空港に向かい…涙ながらに見送り、シャンシャンとの再会を誓っていました。
ファン歴約6年・中野晴世さん(今年2月)
「『会いに行くよ』って心の中で叫びました」
久しぶりに元気そうな様子を見た中野さんは、「また泣いてしまいました。すごく元気に食べているの見て、安心してうれしかったです。日本で食べているよりも細めのタケノコでしたけど、上手に食べていたので」
それでも不安だった気持ちは隠しきれず…。
ファン歴約6年・中野晴世さん
「毎日どうしているのかなって思ってました。(中国に)早く行きたい」
中野さんは、また会える日を楽しみにしていました。シャンシャンは、今は中国・四川省のジャイアントパンダ保護研究センターで暮らしていて、センターは今の環境に慣れるのを待って、一般公開する方針だということです。