北海道・後志の蘭越町で地熱発電の掘削現場から大量の蒸気が噴出し、敷地内の水から高濃度のヒ素が検出された問題で、掘削している会社の社長が会見を開きました。

三井石油開発・原田英典社長
「改めて当時迅速に開示を行わなかった点について、深くお詫びいたします」

三井石油開発の会見で、原田社長らは、体調不良の人がいることの発表が遅れたこと、高濃度のヒ素が検出され不安を与えたことなどについて謝罪を繰り返し、体調不良を訴えた人がこれまでに4人となったことや、農作物被害などについても補償する考えを明かしました。

また、水を敷地外に放出しないよう、道から指導を受けたことも説明し、今後2週間前後を目標に放出を止めたいとしています。