皇居での養蚕に取り組んでいる皇后さまは30日、蚕にえさとなる桑を与える「御給桑」をされました。

皇后さまは30日午後5時半ごろ、皇居にある紅葉山御養蚕所を訪れ、「御給桑」をされました。

皇后さまは笑顔で話しながら、純国産の蚕「小石丸」に、30日に皇居内で採取したばかりの桑の葉を丁寧に与えられていました。

担当者によりますと、「蚕は順調ですか」「大きくなりましたね」などと話されていたということです。

皇后さまが御給桑をするのは今年3回目で、今月8日の「御養蚕始の儀」の後には、天皇陛下や愛子さまと一緒に作業をされました。

蚕は病気を避けるために3つのグループに分けて育てられ、皇后さまは、30日は、2つ目のグループの蚕が繭を作り始めている様子もご覧になったということです。