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客室乗務員“過度な飲酒”…ANAウイングスが再発防止策を報告

2022年8月31日 18:39

客室乗務員がフライト前日に過度な飲酒をしたことを受け、ANAウイングスは31日、国土交通省に再発防止策を報告しました。

ANAウイングスの20代の客室乗務員3人は先月、乗務前日に飲酒し、うち2人が社内規定に違反して勤務開始の12時間前を過ぎてからも飲酒を続け、量も規定を超えていたということです。

違反した2人のうち1人からは、乗務前の検査でアルコールが検知され乗務が認められませんでしたが、一緒に飲酒していたもう1人からは、検知されず乗務を継続したといいます。当初、3人とも飲酒の事実を会社に報告しませんでした。

この問題で、国土交通省から厳重注意を受けたANAウイングスは31日、再発防止策を報告しました。

新たに取り組む対策として、アルコールを含む健康問題を相談できる窓口を設置するほか、社内報告を適切に行うため匿名のアンケートや少人数でのディスカッションを実施し改善点を洗い出すことなどをあげています。

再発防止策は、10月から本格的に実施し年内に完了する計画だということです。