日航・海保機衝突事故 国交省「適切な管制業務」と強調
羽田空港で日本航空と海上保安庁の航空機が衝突した事故から3日たちますが5日朝から、日航機の撤去作業が行われています。
5日朝、日航機の撤去作業が始まり現在は翼の部分の運び出しが行われています。
撤去後、国交省は滑走路など施設の損傷を調査し復旧計画をたてるとしていて、いまだ運用再開の見通しはたっていません。
これまで管制官が「海保機の滑走路への進入に気づいていなかった」と話していることが関係者への取材でわかっていますが、国交省は海保機側が管制指示を復唱していることからも「適切な管制業務が行われていた」と改めて強調しました。
管制には着陸機が接近してくる滑走路に別の機体が進入したときに管制官に知らせる機能がありますが、「通常凝視しているものではない」と説明していてシステムをいかせず警告を出せなかったものとみられます。