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八潮市陥没事故 消防は陥没した穴での捜索活動を断念

2025年2月9日 13:17
八潮市陥没事故 消防は陥没した穴での捜索活動を断念

埼玉県八潮市の陥没事故の発生から、きょう9日で13日目です。消防は陥没した穴での捜索活動を断念しました。今後の捜索内容や範囲に関しては、さらに検討しているということです。

先月、八潮市の道路が陥没し、トラックが転落した事故では、下水道管内で運転席とみられるものが見つかっていますが、運転手の安否はいまもわかっていません。

埼玉県は「ボックスカルバート」と呼ばれるコンクリート製の農業用水路を撤去したほか、救助を阻む下水道管の水などを減らすため、陥没現場の上流から下水の一部を下流に迂回させるバイパスの使用を8日夜から始め、陥没現場などの環境を整えてきました。

消防によりますと、救助部隊が9日朝から、陥没現場で男性運転手の捜索活動を再開させましたが、所持品など手がかりは見つからず、水位の上昇なども確認され、安全が確保できないことから、30分ほどで活動を中断しました。

また消防は、現場では水位の上昇や土砂崩れの危険性もあり、陥没した穴での捜索活動は断念したと明らかにしています。

消防は今後、捜索範囲について運転席とみられるものが見つかった下水道管内などを含め、改めて検討しているということです。

最終更新日:2025年2月9日 13:17