藤井聡太八冠「王位」の就位式 「来期は永世王位を目指すシリーズ」
今年8月に藤井聡太八冠が防衛を果たした「王位」の就位式が7日、東京都内で開かれました。
今期の王位戦七番勝負は、藤井聡太八冠に佐々木大地七段が挑み、佐々木七段の挑戦を4勝1敗で退け、今年8月に王位4連覇を果たしました。
7日、東京都内で開かれた「王位就位式」には、藤井八冠の他、日本将棋連盟の羽生善治会長が参加し、羽生会長から就位状と王位と書かれた盾が手渡されました。
藤井聡太八冠は、その後行われた会見で、「王位戦から2か月ほどたったんですけど、就位式を開催していただいて改めて実感、防衛の喜びを感じることができました」「来期は永世王位を目指すシリーズになるので、これまで4期の経験を活かして、内容をよくしていきたい」と語りました。
王位戦は、連続で5期、もしくは通算で10期獲得することで永世王位の資格を得ることができます。連続で王位4期となっている藤井八冠は、来年も防衛に成功すると永世王位の資格を得ることになります。現在までに永世王位の資格を得たのは、大山康晴十五世名人と中原誠十六世名人。現役の棋士では、羽生善治九段が永世王位の資格を保持しています。
藤井八冠が永世王位の資格を得ると史上4人目の快挙となります。