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埼玉の道路陥没事故受け 愛知ではマンホール内で“緊急点検” 愛知・岡崎市

2025年2月3日 19:05
埼玉の道路陥没事故受け 愛知ではマンホール内で“緊急点検” 愛知・岡崎市

この事故は、1月28日、八潮市の道路が陥没し74歳の男性運転手が乗ったトラックが転落して取り残されているものです。

重機を穴に入れるためのスロープは完成したものの、穴の中の水位が高く隊員らの安全を確保できないとして3日午後の段階で、消防による捜索は中断しています。

埼玉県の関係者への取材で3日午前から、新たにもう1つのスロープを作り始めた事が分かりました。

埼玉県などは、スロープを増やすことで、少しでも救助活動を加速させたい考えです。

この事故を受け、3日、愛知県は、県内最大規模の矢作川流域下水道で、“緊急点検”を行いました。

公園の一角にある深さ約11メートルのマンホールに、2人の作業員が入っていきます。

作業員たちは、管のつなぎ目にズレが生じていないか、コンクリートの腐食や破損がないかを確認します。特に注視するのが・・・。

愛知県上下水道課 山口泰志さん:
「外から土砂が(管の)中に入っていないかが大きなポイント」

土砂が堆積している場合、近くで管が破損している可能性があり、そこから地面の陥没が引き起こされるリスクがあるといいます。

点検の結果、今回調査した箇所に異常はありませんでした。

愛知県上下水道課 山口さん:
「特効薬はないとは思っています。日々の維持管理をしっかりと地道にやっていくことが大事。一日も早く点検を終わらせたい」

愛知県は、今後岡崎市、豊田市、安城市、西尾市をまたぐ、約39キロの下水道管、150ほどのマンホールで同様の点検を進めます。

最終更新日:2025年2月3日 19:05
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