スーパーまで送迎する「買物送迎サポート定期便」を福祉法人が実施 一人で買い物に行けない人の“足”に 就労支援施設の送迎車を活用 愛知・大府市
「買物送迎サポート定期便」を利用する人たち(画像提供:大府福祉会)
外出手段がない高齢者や歩行に不便がある人をスーパーまで送迎する取り組みを、愛知県大府市の社会福祉法人「大府福祉会」が実施しています。
同法人が取り組む「買物送迎サポート定期便」は、市内の近崎地区と北尾地区に住む“一人で買い物に行けず困っている人”を対象に、毎週金曜日の午前中に集合場所からマックスバリュ大府横根店の間を送迎するもの。「近崎ふれあい会館」「北尾公会堂」の2か所が集合場所となっていますが、ルート内であれば途中下車も可能です。
利用料は無料で事前申込みも不要。現在の利用者は毎回5~6人ほどで、「免許返納後の買い物の足として助かっている」「利用している人同士の交流が楽しい」「店舗へ行き実際に商品を見て選べるのがありがたい」などの感想が寄せられています。
この「買物送迎サポート定期便」は、大府市が推進する「高齢者移動支援事業」のモデル事業として行われていて、市から交付された補助金は、送迎時に必要な踏み台などの購入やガソリン代、乗降をサポートする補助スタッフの工賃などに充てているということです。
同法人が取り組む「買物送迎サポート定期便」は、市内の近崎地区と北尾地区に住む“一人で買い物に行けず困っている人”を対象に、毎週金曜日の午前中に集合場所からマックスバリュ大府横根店の間を送迎するもの。「近崎ふれあい会館」「北尾公会堂」の2か所が集合場所となっていますが、ルート内であれば途中下車も可能です。
利用料は無料で事前申込みも不要。現在の利用者は毎回5~6人ほどで、「免許返納後の買い物の足として助かっている」「利用している人同士の交流が楽しい」「店舗へ行き実際に商品を見て選べるのがありがたい」などの感想が寄せられています。
この「買物送迎サポート定期便」は、大府市が推進する「高齢者移動支援事業」のモデル事業として行われていて、市から交付された補助金は、送迎時に必要な踏み台などの購入やガソリン代、乗降をサポートする補助スタッフの工賃などに充てているということです。
送迎を行うのは就労支援施設「東あけび苑」の職員と利用者。施設の送迎車を活用し、荷物運びや乗降の手助けも行っています。「東あけび苑」は知的障害者の就労や社会参加を支援していることから、施設利用者の社会参加の一つにもつながっているということです。
この取り組みを始めたきっかけは“地域への恩返し”。「日ごろからお世話になっている地域に恩返しをしたいという思いがありました。そんな中、交通手段がなく、日々の買い物に困る高齢者がいることを知り、当法人でどうにかできないかと動き出しました」と担当者は話します。
今後、利用希望者が増加したら送迎車とスタッフの確保が課題になるとしながらも、「大府市役所と共に他の社会福祉法人の協力を得て、市内の買い物困難地域で同様の活動を展開していきたい」と展望を語りました。
最終更新日:2024年10月25日 16:31