花粉症の患者が増加中! 今年の花粉は“早くて多い” 2月上旬には本格的な“花粉シーズン”突入か
今シーズン最強だといわれた寒波も過ぎ去り、1月29日からはぐっと気温が上がりましたが、あの悩ましい季節の本格到来も迫っているようです。
ぽかぽか陽気で例年より早く花粉症患者が増加 2月上旬には“花粉シーズン”に突入する見込み
1月30日、午前11時半ごろの名古屋駅前。日向では手元の温度計で13℃を越え、かなり日差しが温かくなりました。この暖かさで、すでにあるものに悩まされている人たちが…目のかゆみにくしゃみ、止まらない鼻水…そう、花粉症です!
名古屋中区にある栄セントラル耳鼻科を訪ねてみると、花粉症のような症状を訴える人たちの姿が。今まで花粉症と言われたことはないという女性も、その症状から何らかのアレルギー反応だと診断されていました。花粉症かどうかは血液検査をし、後日、わかるということです。
長年、花粉症に悩まされているという人たちも、「花粉症は学生の頃から長年。最近ひどくなってしまって、仕事に支障がでるようになってしまって」「年中ひどいけど、特に秋から冬はひどい。箱ティッシュ持ち歩いてます。(鼻水)止まらないので」と、すでに症状を訴えていました。
このクリニックでは、1月中旬ごろから花粉症の患者が増加。例年と比べて2週間以上早いといいます。
栄セントラル耳鼻科 服部忠夫院長:
「コロナ途中に比べると、やはり動くようになってきたので、花粉をつけてウロウロされる方も多いと思いますので、症状出る方が例年より多いかと思います」
ウェザーニューズによりますと、名古屋の場合、去年は2月中旬頃から始まった花粉の飛散ですが、今年は1週間から10日ほど早い2月上旬頃には“花粉シーズン”に突入する見込みです。
すでにまとまった花粉を観測 マスクやメガネなど早めの花粉症対策を…
三重県津市で、約40年にわたって花粉の飛散状況を記録している三重・津市のゆたクリニックでは、すでに今月10日ごろにまとまった花粉を観測。1月にまとまった花粉が飛ぶことは、例年にはないことだといいます。
ゆたクリニック 湯田厚司院長:
「夏の気温が高いと花粉の数に花粉量に影響します。スギの芽っていうのは夏に成長するんですね。その時期に気象条件が良いとたくさんの花粉が生育することになる。ですので、今年の花粉は多くなるということになります」
去年の夏の猛暑の影響などで、花粉ができる条件が整っているため、院長は2年連続で大飛散するのではといいます。悩まされる花粉症、どう対策したら良いのでしょうか?
ゆたクリニック 湯田厚司院長:
「当然マスクやメガネというのは非常に重要なんですけど、やはり花粉がたくさん飛ぶ時には洗濯物を外に干して欲しくない。この時期に花粉が多くなるから、屋内に干してくださいというお願いをする」
ウェザーニューズも、晴れて風が強い日には大量の花粉が飛散するため、しっかりとした花粉症対策をするよう呼びかけています。