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一年で最も寒い日に生まれた縁起物「大寒たまご」 180パックが1時間で完売…でも、鳥インフル流行でたまごはまた値上がりか? 愛知・長久手市

2025年1月21日 19:46
一年で最も寒い日に生まれた縁起物「大寒たまご」 180パックが1時間で完売…でも、鳥インフル流行でたまごはまた値上がりか? 愛知・長久手市
縁起物の「大寒たまご」

1月20日は一年で最も寒いといわれる「大寒」です。

そんな大寒に食べるという縁起物があることをご存じでしょうか。

愛知県長久手市にある野菜などの農産物直売所「あぐりん村」で販売されると聞いて訪ねてみると、午前9時半ごろにはすでに行列ができていました。

行列の先にあったのは、一見すると普通のたまごのようですが、“年に一度の縁起物”と書かれていて、並べるそばから次々に手に取っていきます。

みなさんのお目当ては、大寒当日に生まれた“大寒たまご”。なぜ縁起がいいのでしょうか?

あぐりん村 日比野佑治さん:
「大寒は一年の内で一番寒いといわれている日。寒い時期に産んだたまごは栄養価が高いということで、健康で過ごせるということもありますし、たまごの色が金色をイメージさせるので金運アップもできるのではないかということで、重宝されています」

昔は冬になると寒さの影響でニワトリの産卵数が減少し、たまごが貴重だったことから、大寒の日に生まれたたまごは縁起のいいものといわれてきたそうです。

取材した「あぐりん村」では、大寒当日に名古屋コーチンなど4種類のニワトリが産んだ大寒たまご180パックを入荷しましたが、1時間ほどで売り切れる人気ぶり。

縁起がいいとされる“大寒たまご”。ぜひ食べてみたいところです。

しかし、たまごの価格で今後、心配なことが…。鳥インフルエンザの影響で大きく動きそうなのです。

鳥インフルエンザの発生状況は1月20日時点で14道県39事例が報告されていて、全国的に感染が拡大しています。

愛知県内では、鳥インフルエンザが確認された養鶏場は1月19日までに11例あり、殺処分が対象のニワトリやウズラは約132万羽と、県内では過去最多となっています。

そこで気になるのがたまごの値段。JA全農たまごによると、Mサイズのたまご1kgの取引価格は1月6日時点で240円でしたが、1月20日には265円とすでに値上げされています。※名古屋の取引価格の相場

業界関係者は、今後さらに値上げしていく可能性が高いと見込んでいて、愛知県養鶏協会の事務局長によると、今週末にも値上げするのではないかという情報も出ているということです。

栄養満点なだけに食卓に欠かせないたまご。値上げされれば、私たちの食生活や家計へ大きな影響を与えることになりそうです。
最終更新日:2025年1月21日 19:46
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