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電子機器を用いた屋外広告物“デジタルサイネージ”のガイドラインを作成 明るさや動きなどの基準を明示 愛知・名古屋市

2024年6月6日 18:35
電子機器を用いた屋外広告物“デジタルサイネージ”のガイドラインを作成 明るさや動きなどの基準を明示 愛知・名古屋市
名古屋市は、デジタルサイネージによる屋外広告物などについて、景観上の望ましい基準を定めた「名古屋市デジタルサイネージガイドライン」を作成しました。

デジタルサイネージとは、ディスプレイなどの電子機器を用いた、光や動きを伴う屋外広告物のこと。広告効果が高く街の賑わい創出にも貢献する一方で、設置状況によっては景観を損ねたり周辺の環境と不調和が生じる恐れもあることから、市はこれまでにも屋外広告物条例に基づいた規制や、優良な広告物の誘導などを実施してきました。

市の担当者によると、これまで市民から「交差点の中に目立つ広告があって危ない」「カーテンごしに光が入ってきて眠れない」などの苦情があり、近年になってこうした苦情が増加してきたことから、基準を明示したガイドラインの策定に至ったということです。

ガイドラインには「明るさや時間に関すること」「設置場所等に関すること」「動きや音に関すること」についての基準が定められていて、強制力はないものの、基準から外れた場合は行政指導の対象になります。

市は「デジタルサイネージガイドラインを定めることにより、良好な景観の形成や風致の維持、公衆に対する危害防止を図っていく」としています。
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