クマに襲われた現場を点検 「朝晩1人の行動控える」 岐阜・飛騨市
ツキノワグマの出没が増え、人が襲われる被害が相次いでいる岐阜県。かまれたりひっかかれたりして、けがをする被害がこれまでに5件確認され、10月31日現在、「クマ出没警戒情報」が出されています。
被害現場のひとつ、今月22日に80代の男性が重傷を負った飛騨市神岡町で専門家が緊急点検を行いました。
クマに襲われた現場を確認したほか、クマをおびき寄せないようエサとなる柿の木を切ったり、隠れ場所となる薮(やぶ)を刈り払ったりするなど対策について職員らを指導しました。
岐阜大学 浅野玄 准教授:
「家のまわりに餌となるものがないか自己点検していただく。 朝晩1人での行動は控えて、遭遇リスクを下げていただく 」
今年の冬は暖かいことが予想され、クマの冬眠の時期が遅くなるということで、12月半ばごろまで警戒が必要です。