資格を持った職員の数を偽って開所 「やめるにやめられなかった」 障害児の支援施設に行政処分 名古屋市
行政処分を受けたのは、緑区の障害児向け発達支援施設、「えみなのいえオリーブの樹」です。
名古屋市によりますと、施設は、去年11月、保育士または児童指導員の資格を持った従業員の人数が国の基準を満たしていないにもかかわらず、実際には勤務していない人物を従業員と偽って申請し、運営を開始しました。
施設の職員からの通報で発覚し、事業者は、「すでに利用者の申し込みがあり、やめるにやめられなかった」と、事実を認めているということです。
これを受け、名古屋市は、施設に対して、新規利用者の受け入れを1か月停止する行政処分を出しました。
施設側が請求手続きをしていなかったため、補助金の不正受給はありませんでした。
事業者は、自主的に今月末で施設を閉鎖し、施設の利用者4人が別の施設に移れるよう支援するということです。