谷公一国家公安委員長は、インドネシアで開かれた国際犯罪閣僚会議に出席し、ASEAN＝東南アジア諸国連合に特殊詐欺対策などでの連携を訴えました。

警察庁によりますと、谷国家公安委員長は22日、インドネシアで開かれた日中韓とASEANの治安を担当する大臣らが集まる国際犯罪閣僚会議に出席し、サイバー犯罪や北朝鮮による拉致問題などについて連携を訴えました。

また、フィリピンやカンボジアなどを拠点とする特殊詐欺グループが検挙されていることを受け、東南アジア地域の特殊詐欺拠点をなくすため、各国に協力を要請しました。

東南アジアでは、日中韓の詐欺グループが現地住民をだまし、犯罪行為に加担させる人身取引も確認されていて、こうしたケースへの対策についても共有したということです。

次回の会合は来年、ラオスで開かれる予定です。