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8日夜は皆既月食 442年ぶりの貴重な天体ショーも…各地の天気は

2022年11月8日 18:58
8日夜は皆既月食 442年ぶりの貴重な天体ショーも…各地の天気は
8日午後6時すぎの月の様子(埼玉・川口市)

8日(火)の夜は、全国各地で『皆既月食』が見られます。そして皆既月食中にもう1つ、天王星が月の裏に隠れる『天王星食』も発生します。月食や天王星食の時間や、各地の天気などをまとめてみました。

8日(火)の夜は各地で皆既月食が見られます。この『月食』とは、太陽・地球・月が一直線に並ぶときに、月が地球の影の中に入ることによって、月が暗くなったり、欠けたように見えたりする現象のことです。太陽光がほぼさえぎられた地球の濃い影を「本影」といい、その周りの薄い影の部分を「半影」というのですが、この「本影」に月の一部が入る現象が「部分月食」、月全体が入る現象のことを「皆既月食」と呼ばれます。

8日(火)の夜、月が欠け始める「部分月食」は午後6時9分ごろから始まっています。その後、月が地球の影の中に入り、赤銅色の月が見られる「皆既月食」は午後7時16分ごろから始まり、午後7時59分ごろに食の最大を迎え、午後8時42分ごろに終わります。その後、月は徐々に地球の影から抜けて、午後9時49分ごろには満月に戻ります。

この皆既月食だけでも十分に見応えのある天体ショーですが、今回は、月食の最中にさらにもう1つ、珍しい天文現象が発生します。それが、惑星が月の後ろに入り込む「惑星食」です。今回は天王星が月に隠される「天王星食」が発生するのです。

天王星は明るさが約6等級と、十分に暗い所でも、目の良い人が肉眼でギリギリ見える程度の明るさしかなく、普段の明るい満月の近くにあったら見つけるのは難しいということですが、今回は、多くの地域で、天王星の潜入時に月が皆既食で暗くなっているため、比較的簡単に観察することができるといいます。

皆既月食の最中に惑星食が起こるのは珍しく、 日本で前回皆既食中に惑星食が起こったのは1580年(安土桃山時代)のことで、今回は実に442年ぶりのことだといいます。

天王星食は地域によって見られる時間が異なり、主要都市では以下の時間で潜入・出現となります。

【札幌】潜入開始:午後8時49分 出現開始:午後9時47分
【仙台】潜入開始:午後8時44分 出現開始:午後9時32分
【東京】潜入開始:午後8時41分 出現開始:午後9時22分
【京都】潜入開始:午後8時32分 出現開始:午後9時21分
【福岡】潜入開始:午後8時22分 出現開始:午後9時17分
【那覇】潜入開始:午後8時13分 出現開始:午後9時54分

この貴重な天体ショー、ぜひ楽しみたいところですが、8日夜の各地の天気はどうでしょうか。

午後6時時点では、北海道や東北から北陸地方にかけての一部では雨雲がかかっている所もありますが、その他の地域は広く晴れていて、きれいな月が見られる所が多いでしょう。北海道から北陸にかけての天気も回復傾向で、雲の隙間から月がのぞく所もありそうです。

気温は、強い冷え込みはありませんが、それでも北日本や本州内陸部ではすでに10℃を下回っている所もあります。食の最大を迎える午後8時ごろには、関東でも北部を中心に10℃台前半まで気温が下がってくる見込みです。

広い範囲でこの天体ショーを観察することができそうですが、暖かな上着を持って、体を冷やさないようにしてお楽しみください。

日テレNEWSでは、報道局映像取材部が総力をかけて一部始終をライブ配信しました。複数のカメラを駆使したライブ映像をお楽しみください。 【ライブ映像】皆既月食 × 惑星食 世紀の天体ショー ――Total Lunar Eclipse 2022,Japan  https://www.youtube.com/watch?v=Q5RWZICcDZw