安倍元首相が銃撃され殺害された事件で、裁判を前に二回目の公判前整理手続きが行われました。今回の手続きには、被告本人も初めて出席しました。

手続きは23日午前10時ごろ、奈良地裁で始まり、山上徹也被告も初めて出席しました。

2022年、演説中の安倍元首相が銃撃され殺害された事件では、当初、去年6月、山上被告も出席し手続きが始まる予定でしたが、地裁に不審な段ボール箱が届いたため、中止になりました。

改めて行われた1回目の手続きには、山上被告は「騒ぎになるのを避けたい」として欠席していましたが、関係者によりますと、23日の手続きには出席したということです。

手続きはすでに終了し、検察と弁護側などが争点や証拠などの絞り込みを行ったとみられます。