トランプ氏、収監中の支持者を「不当に拘束」と認識 大戦中に強制収容の日系米人に例える
アメリカのトランプ前大統領は18日、連邦議会襲撃事件で、収監されている自らの支持者を第2次世界大戦中に、アメリカで強制収容された日系アメリカ人に例えて不当に拘束されているという認識を示しました。
トランプ前大統領は18日、ポッドキャストの番組で、2020年の大統領選挙でトランプ氏の敗北を覆そうと支持者が連邦議会を襲撃した事件で収監されている支持者について、「なぜ彼らはまだ拘束されているのか」と述べ、不当に拘束されているという認識を示しました。その上で「誰もこんな扱いを受けたことはない。第2次世界大戦中の日系アメリカ人くらいだろう」と述べ、戦時中に強制収容された日系人に例えました。
刑事事件の受刑者と強制収容された日系人を同列に扱う発言に批判の声が上がっています。
少なくとも5人が死亡した連邦議会襲撃事件ではアメリカメディアによりますと、1000人以上が訴追されていて、トランプ氏は大統領選挙で返り咲けば恩赦することを示唆しています。
戦時中のアメリカではおよそ12万人の日系人が強制収容され、アメリカ政府は1988年に公式に謝罪しています。