“逮捕歴ツイート削除”訴訟 最高裁弁論へ
過去の逮捕歴に関するツイートを削除すべきかどうかが争われた裁判で、最高裁は来月、弁論を開くことを決めました。ツイートの削除を認めないとした2審の判断が見直される可能性があります。
この裁判は、建造物侵入の罪で罰金刑を受けた男性が、実名で自らの逮捕を報じた記事を引用した複数のツイートについて、プライバシー侵害などを理由に削除を求めていたものです。
1審の東京地裁は2019年、ツイッター社にツイートの削除を命じましたが、2審の東京高裁は一転、削除を認めない判断を示し、男性の請求を退ける判決を言い渡していました。
男性はこれを不服として上告していましたが、最高裁は6日、男性側とツイッター社の双方から法廷で意見を聞く弁論を、来月27日に開くことを決めました。
最高裁が結論を変えるのに必要な手続きである弁論を開くことから、ツイートの削除を認めないとした2審の判断が見直される可能性があります。