輪島市から集団避難の中学生たち、フットサル大会で保護者と久しぶりの“再会”
27日、石川・白山市でフットサル大会が開かれ、輪島市から集団避難している中学生たちも出場しました。そこでは、保護者との久しぶりの再会もありました。
◇
27日、白山市の体育館で開かれたフットサル大会には、6つの中学校から8チームが出場し、その中には今月17日から集団避難をしている輪島中学校の選手たちが特別に参加しました。
試合を見つめるのは、地原奈美子さん。息子の煌峨くんに会うため、会場にかけつけました。
地原奈美子さん「10日ぶりですかね。変わってないですね、変わりないです」
午前中の試合が終わり、再会を果たします。
輪島中・地原煌峨くん「元気そうで良かったです」
地原奈美子さん「楽しい? そっか。けどたまには土日一緒におってほしいかな」
──寂しいですか?
地原奈美子さん「元気そうで良かったです」
◇
一方、輪島中のキャプテン、舩板楓くん。集団避難のあと、全員が輪島に戻れるか分からないため、これがチームでの最後の試合になるかもしれません。試合を見つめた楓くんの母・知佳子さんら保護者には、思いがこみ上げます。
「このメンバーで試合するの最後なのかなって」
楓くんの母・舩板知佳子さん「もしかしたらね、みんなバラバラになっちゃうし。と思ったらちょっと涙が」
集団避難は、少なくともあと2か月、続きます。