敦賀原発2号機は“安全審査不合格” 規制委、審査書案を了承
福井県の敦賀原発2号機について、原子力規制委員会は委員会発足後初めて原発の安全審査不合格を意味する審査書案を了承しました。
敦賀2号機については原子炉建屋の真下に「活断層」がある可能性が否定できないとして、先月、原子力規制庁の審査チームが原発の新規制基準に適合しているとは認められないとの判断を示しました。
その後取りまとめられた事実上、審査不合格を意味する審査書案について、28日午前、開かれた原子力規制委員会では5人の委員全員一致で了承されました。
“不合格”の審査書案が了承されるのは、福島第一原発の事故後規制委員会が発足して以来初めてのことです。
今後、一般からの意見公募を経て10月以降、正式に決定され、原発の再稼働が認められない初のケースとなる見通しです。