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羽生九段との“新旧七冠対決”に勝利…藤井七冠が史上初の八冠へまた一歩前進 「王座戦ではしばらく振るわない成績が続いていた」

2023年6月29日 5:57
将棋界の8大タイトルの1つ「王座」への挑戦権をかけたトーナメント準決勝で、藤井七冠が羽生九段との新旧七冠対決に勝利し、挑戦権獲得まであと1勝と迫りました。11時間を超える激闘を終えた藤井七冠は、記者に対し「王座戦ではしばらく振るわない成績が続いていた」と話しました。

   ◇

28日午前10時前、スーツ姿の藤井聡太七冠が先に東京・将棋会館の対局室に入りました。ひざに手を置き、目を閉じて羽生善治九段を待っていました。8大タイトル「王座」への挑戦権をかけたトーナメント準決勝は、レジェンドとの新旧七冠対決になりました。

始まった注目の対局。8大タイトルの中の実に7つを保持するのが、藤井七冠です。残る1つを永瀬拓矢王座が保持しています。

その永瀬王座への挑戦権をかけた28日の準決勝。藤井七冠にとっては、前人未到の「八冠」独占への可能性がかかっていました。一方の羽生九段にとっては、こちらも前人未到の通算タイトル「100期」に向けた重要な一番です。

両者はこれまで、公式戦で14度対戦。前回3月の対戦でも藤井七冠が勝利するなど、11勝3敗と優位に立っていました。

そして、今から2時間ほど前の午後9時20分ごろ、対局を終えたばかりの部屋に記者が入っていきました。11時間を超える戦いを制したのは、藤井聡太七冠でした。きっ抗した戦いが続く中、終盤で藤井七冠に形勢が傾き、123手までで羽生善治九段が投了しました。

激闘を終え――

藤井七冠
「それほど自信のある形勢ではなかったんですけど、王座戦ではしばらく振るわない成績が続いていたので、ここまでこられたことはよかったなと思っています」

一方、敗れた羽生九段は「難しいけど自信がない局面が続いていた」と記者に話しました。

羽生九段
「(藤井七冠が)いろんな手を指されて勉強になった。(100期に向け)次のチャンスをまた作れるように頑張る」

史上初、八冠制覇への意気込みを問われた藤井七冠は「自分としてはまったく意識はしていないですけど、しっかり準備して次の対局に臨みたいと思います」と話しました。

(6月28日放送『news zero』より)