最低賃金 引き上げ額31円の目安示す 過去最大の上げ幅 厚労省審議会
最低賃金について厚生労働省の審議会は、引き上げ額を31円とする目安を示しました。過去最大の上げ幅です。
全ての労働者に支払わなければならない最低限の時給=「最低賃金」の引き上げ額について、厚生労働省の審議会は、31円とする目安を示しました。
全国平均は、現在の時給930円から961円になります。
昨年度の引き上げ額は過去最大の28円でしたがそれを大きく上回る結果となりました。
物価やエネルギー価格の高騰が続く中、審議会では、最低賃金引き上げの方向性は一致していましたが、労働側が大幅な引き上げを求める一方経営側は慎重で、引き上げ額の隔たりが埋まらず議論が難航しました。
今後、この目安をもとに各都道府県がそれぞれ最低賃金を決定し、10月頃に改定されます。