【ストップ自殺】夏休み明け…子どもの自殺が増える傾向に チャットやLINEで相談も【ココロが疲れ切る前に】
新学期を迎えるこの時期は、子どもの自殺が多くなる傾向にあります。ココロが疲れた、つらいと感じる人に届いてほしい「news every.」からのメッセージです。
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都内にあるNPO「あなたのいばしょ」のオフィスでは、24時間無料のチャットで、年齢や性別を問わず悩みや相談をうけつけています。「親には話せない」「死にたい。助けてください」など、連日1500件近くの相談が寄せられ、約7割は20代以下の若い世代だといいます。
相談中には、リスクが高いと判断されると「自殺リスクの高い相談が発生しました」とアラームが鳴り、黄色のランプが点灯。1時間に10回程度、こうしたアラームが響きわたるといいます。
そして、この時期に増えているというのが、まもなく夏休みを終える子どもたちからの相談です。「久しぶりの学校が怖くて」「教室に入るのも怖い」「学校にも居場所はありません」などのチャットが寄せられています。
過去の統計から18歳以下の自殺が増える傾向にある夏休み明け。団体は要因について、夏休みの不規則な生活が生み出す“負の連鎖”があると分析します。
NPOあなたのいばしょ・大空幸星理事長
「将来に対する漠然とした不安であるとか、勉強に関する不安であるとか、生活リズムがくるった状況の中で、さらに悩みを抱えていくことによって負の連鎖のようなものが起きていく」
いじめなど原因が明らかなケースは少なく、本人にさえ何が悩みかわからないことも。さらに、家族や友人に相談できず、孤独を感じている若者も増えているといいます。
NPOあなたのいばしょ・大空幸星理事長
「とりあえず誰かに頼ってみる。頼ることによって少し気持ちが軽くなることがあることを多くの方に知っていただきたい」
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いま、「学校に行くのが嫌だな、なんかイライラする、落ち込む」という皆さん。お伝えした「あなたのいばしょ」のほかにも、LINEで相談できる窓口もあります。
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悩みが大きくなる前に、誰かに聞いてもらうだけでも楽になることもあります。相談してみてください。